グリーフとうつ病にっき。

大切な人の自死、ペットの死、そしてうつ病と生きるありのままのこころの記録。

2020/7/26

どうしたら
その屈託ない笑顔にもう一度会えますか

死が、別れが、寂しいとかじゃない
もう笑顔を見ることができない
自らの手で笑顔を断ち切らせてしまったことが

大好きなひとを思い浮かべては
現実から目を逸らして
大好きなひとを考える思考を停止して
時間が進まないまま
それの繰り返し

友人先輩からあたたかい言葉をかけてもらったり
芸能界のもっともっと苦しい方々の
その気持ちを抑えた前向きな姿勢を見たり
いくらそうしても
絶対になくならない塊が残る

この温もりが必要なのは
私じゃない
あの人にこそ
与えられるべきだったのに

「多くの人に愛されていた
だから幸せだ」
そうじゃない
身を削って愛を分けていたの
もう削らないでいいから
自分のために命をつないでほしかった

愛と
この人は大丈夫
って思うのは違う
期待と一方的な愛が
その人を崩すこともある

わたしたちは
そうして大好きな人をこわした

"心で生き続ける"?
あたりまえだよ
そんなこと求めてない
わたしは
大好きな人にいっぱい生きて欲しかった
悩んでももっと笑っていて欲しかった

自分で命を終わりにする
それがどれだけどれだけ悲しいことか
私が悲しいんじゃない

たとえ
多くの人に愛され
今まで素晴らしい人生を送っていたとしても
彼が抱えたくるしみは相殺されない
その中で生まれたものだと思うから


綺麗事は言えない
事実は変わらない
その事実を1番拒絶してるくせに

だから思考を止めて
現実から目を逸らして
どう足掻いても
暗闇から抜け出せない

 

ほんとにさ
大好きやってんね
ファンとか応援してるとかそんなんちゃう
存在している
その姿を歌声を
自分が感じることが出来る
それが幸せで
こんなに仕事を詰め込まないで
やりたいことだけ表現してくれていいのに
ってついこないだ思っていた

11年前はじめてこの目であなたを見た夏
あれほど誰かに惹かれることは無かった
舞台の光景は死んでも忘れない
胸がいっぱいになって
嬉しくて嬉しくて
幸せで自然と涙が出てきたのは
人生で2回目だったかな
1回目はごくせんtheMovieだよ

あれから私の1番はずっと変わらない
受験もミュージカルも関係ない
あなたが頑張ってるから
自分も楽しく生きれた
社会人になってより舞台も増えて
自分ができない分あなたにかけてたんだろうね

生きる希望

そうでしかなかった

長い夢をみさせてくれてありがとう
いやこっちが夢かなどっちが夢だろう


もう乗り越えられるものじゃないかもしれない
あの人がそうであるように
私も抱えたまま
過ごしていくのかもしれない

この暗闇は変わらず持ちながら
別の光がさすのを待つしかない