グリーフとうつ病にっき。

大切な人の自死、ペットの死、そしてうつ病と生きるありのままのこころの記録。

2020/7/29

まだ言えてないよ
ミュージカルに出会わせてくれてありがとう
人生を彩り豊かにしてくれてありがとうと
まだ伝えられてないよ
いつも希望でいてくれてありがとうと
同じ時間を生きれて幸せだったと…

 


「ファンじゃなかったのに」
「今きいて好きになった悲しい」
「好きだったから辛い」

そんな言葉をみかけるたび
この気持ち悪い感覚がうずまく

再生回数が1000万回超えて凄いよって
そんな褒め方いらない。
彼がほしかったのはそんなことじゃない。
今更素晴らしい才能だったとか気づかないでよ。

生まれた時からこの世に誕生したときから
舞台にたっていたときから
ずっとずっとすごい人だったの。

そんな皮肉いらない。
再生回数なんて伸びなくていいから
もう才能なんて使い切ってしまって
私たちに笑顔と光をふりまかないで
ただただ毎日幸せに
生きていてほしい。
それだけをのぞむのに。



後悔していないよ好きになったこと
結末を知っていたとして
未来が見えていたとしても
きっと好きになっていた
好きになるのは止められなかったと思う
あなたに惹かれるのは
運命だったんだよ


時間がたつにつれ
現実を受けいれられるどころか
現実から遠のいている
わたしはなにをいきているの?
なにをみているの?
ここはどこなんだろう
いつもと変わらない日常のようで
頭がもやもやする
視界がかすむ

2020/7/27

違う違うみんな違う
そうじゃない
「本人がそうしたかったなら」、
「楽になりたかったんだね」、
そうやって彼の言葉を
まるまる鵜呑みにしないで
本心をかんがえて
本当は心の底で何を求めてたのか
死にたいなんてことじゃない
優しさを間違えて使わないで
思考を止めないで
考えることを放棄しないで

どんな苦しみがあったのか
どうやったら避けられるのか
本当はどうしたかったのか
何をさけんでいたのか
あのひとのおもいから
目を背けないで

 


まだ伝えてないよ
あなたの舞台を見てその世界に魅了されたこと
あなたに憧れてミュージカルに没頭したこと
キャベツ丸ごとのレシピ
お母さんに頼んで毎日のように食べていたこと
あなたの存在が私の世界を大きく変えたこと
もうあなたなしの私は有り得ないということ
ありがとうとどれだけ言葉にしても
伝えきらないほど詰まってる
ありがとう
人生を豊かにしてくれて
ありがとう
人生をこんなに輝かせてくれて
ありがとう
生まれてきてくれて



日が経つにつれて
受け入れていくどころか
さらに周りの風景は霞んで
ここに存在していないかのよう

信じられないんじゃない
認めたくない
理解したくない
受け入れてしまったら
どれほどの悲しみが襲ってくるか
怖くてたまらないからきっと
感覚を鈍らせてる

耐えられない

もういない?
この手を握ってくれたあの優しくて大きい手は
もうこの世にはない?
もう、会うことはできない?
もう、私はあの笑顔を見ることができない?

それだけでも嫌なのに

どうして、

今は涙もでてこない

未だに
悲しい寂しい辛い苦しい
がない

なんでみんなそんな簡単に言えるんだよ
ショックとか勿体ないとか
なに
なんで なんで
そんな簡単に
ひとの自殺をショックという言葉で
片付けられるの

何にこんなイライラしてるのかも分からない
ファンが増えるのは嬉しいこと
すばらしい けどこのタイミングで
彼のよさに気付くのは違う
こんなのあっちゃいけない

自分が悲しいんじゃない
自分自身でその命を絶ってしまう
そうしないといけない程
追い込まれていたこと
その事実がとても悲しいことなんだよ

だからね
受け入れたくない
認めたくない

そんなことがあるって

大好きなひとが自分の命を自分の手で


どれほど辛かったろうどれほど苦しく
耐えてきたんだろう

いま四方を霧が立ち込めて
視界が曇っていてモヤの中にいる

なんでこんなにも理解できないの
今の感情を表すとしたら
拒否

2020/7/26

どうしたら
その屈託ない笑顔にもう一度会えますか

死が、別れが、寂しいとかじゃない
もう笑顔を見ることができない
自らの手で笑顔を断ち切らせてしまったことが

大好きなひとを思い浮かべては
現実から目を逸らして
大好きなひとを考える思考を停止して
時間が進まないまま
それの繰り返し

友人先輩からあたたかい言葉をかけてもらったり
芸能界のもっともっと苦しい方々の
その気持ちを抑えた前向きな姿勢を見たり
いくらそうしても
絶対になくならない塊が残る

この温もりが必要なのは
私じゃない
あの人にこそ
与えられるべきだったのに

「多くの人に愛されていた
だから幸せだ」
そうじゃない
身を削って愛を分けていたの
もう削らないでいいから
自分のために命をつないでほしかった

愛と
この人は大丈夫
って思うのは違う
期待と一方的な愛が
その人を崩すこともある

わたしたちは
そうして大好きな人をこわした

"心で生き続ける"?
あたりまえだよ
そんなこと求めてない
わたしは
大好きな人にいっぱい生きて欲しかった
悩んでももっと笑っていて欲しかった

自分で命を終わりにする
それがどれだけどれだけ悲しいことか
私が悲しいんじゃない

たとえ
多くの人に愛され
今まで素晴らしい人生を送っていたとしても
彼が抱えたくるしみは相殺されない
その中で生まれたものだと思うから


綺麗事は言えない
事実は変わらない
その事実を1番拒絶してるくせに

だから思考を止めて
現実から目を逸らして
どう足掻いても
暗闇から抜け出せない

 

ほんとにさ
大好きやってんね
ファンとか応援してるとかそんなんちゃう
存在している
その姿を歌声を
自分が感じることが出来る
それが幸せで
こんなに仕事を詰め込まないで
やりたいことだけ表現してくれていいのに
ってついこないだ思っていた

11年前はじめてこの目であなたを見た夏
あれほど誰かに惹かれることは無かった
舞台の光景は死んでも忘れない
胸がいっぱいになって
嬉しくて嬉しくて
幸せで自然と涙が出てきたのは
人生で2回目だったかな
1回目はごくせんtheMovieだよ

あれから私の1番はずっと変わらない
受験もミュージカルも関係ない
あなたが頑張ってるから
自分も楽しく生きれた
社会人になってより舞台も増えて
自分ができない分あなたにかけてたんだろうね

生きる希望

そうでしかなかった

長い夢をみさせてくれてありがとう
いやこっちが夢かなどっちが夢だろう


もう乗り越えられるものじゃないかもしれない
あの人がそうであるように
私も抱えたまま
過ごしていくのかもしれない

この暗闇は変わらず持ちながら
別の光がさすのを待つしかない

2020/7/25

なんでいないの
なんでってききたいわけじゃないのに
いないってどういうこと
理解できないよ
分かりたくもない
認めたくない

別れがという事ではなくて

あなたが自らの手で最後の決断を下したこと
それが


否定してるわけではなく
いたたまれないから
どれだけ今まで耐えて
生きてくれていたのか
そう思うとどうしようもなく
心が痛むから
君の心をおもうと
そんな事あってほしくなくて

もう
だれも
時間を巻き戻すことはできないのだと

あなたにしか分からないものがある
他人が詮索すべきことでもない
知りたいと思うのは他人のエゴで
からこのままで

なんて言うけど
違う
ほんとは知って欲しくて
もがいてあがいて

死にたいっていうのは
生きたいの表れなんだって

誰かにきづいてほしかったの
本人にしか分からない、
そうやって諦めずに
どこまでも踏み込んで救おうとしたはず
救うためなら分かろうとしてた
できることはないか模索し続けるよね
もし君なら

こうなると知っていたとして
いち視聴者である自分は
何もできないし
きっと変えることはできない

これから自分がどう生きるか
それが大事なんだ
変えられるのは未来しかない
そんなことも百も承知

頭と心は違うの

今自分の心がわかるのは
全部受け入れたくないということ
そしてこれからもずっと
もっと大好きだってこと

自分の足でいかせる前に何もできなかったこと
もう君の叫びを知ることができないこと
どんなに後悔しようともう戻ってきて
くれないこと

出口のない問いと彷徨い続けるこの心
一生抱えて生きるのが
残された者
救えなかった者
の義務なんだろう

大好きなひとが突然この世を去った

芸能界の方のように
本当は崩れる程悲しいはずなのに
前向きな言葉を発して
しっかり前を向くことは出来なくて

私は現実を見ようとせずに
夢だ嘘だと思い込んで
悲しみとか辛さとかからも
目を逸らしたまま

思考を止めて
この世界を生きようとできない

今週だけ
あと1日
そうやって仕事して耐えたけど
そうすれば帰ってきてくれる訳でもないと

分かってる
こんなこと望んでないことくらい
彼が今まで自分に与えてくれた
素晴らしいものたちのことも
だから何とか体を動かして外に出た
それだけで必死でさ

分かってる
前を向いて生きていかないといけないって

やっぱりね
あなたがいない人生なんてありえなくて
あなたがいなくなった私の世界は回らなくて
それでも周りの世界は当たり前に動いていて
自分だけすすめない

分かってる
いいことなんか無いって
自分だけじゃない みんな同じ気持ちだって

受け止めて
言葉通りに命を削って残してくれた作品たちを
愛して笑って生きることが
1番の恩返しになる そうだよ

あなたのように
どんな時も全力で駆け抜けていたい
そうなりたくて
これまでやってこれたのは
あなたがいてくれたからだったんよ

自分の手で向こうにいってしまったことが
とても認められなくて
誰も知らないところで
誰にもわかりえないものを自分だけで
ずっと背負っていたの

結局一人で抱えたままいかないでよ
ぜんぶわたしらにぶちまけてからにしてよ
それから決めてもよかったやん
あなたを救う方法が
その手しかなかったのだと
行き場のない心が
更にどこにも着地できずに彷徨う
やるせない
いたたまれない


生きてないと
伝えられないじゃん
生きてないと
意味ないじゃん

綺麗事なんて言えないよ
生きて笑っていてほしいよ
どうしても

やっと楽になったねって皆言うけど
そうじゃなくて
楽に生きていてほしいんだよ